塗装工(外装仕上)ってどんな仕事ですか?
工事中の建物を最後に美しく仕上げるのはもちろんですが、建物を長期にわたって保護することも塗装工の仕事です。
最近では改修工事(塗り替え工事)が多くなってきており、顧客の顔の見える現場での仕事も増えてます。そのような現場では、お客様から『きれいになったね!』と喜びの声をいただける仕事でもあります。また、鉄の柱を大理石に、金属ドアを木に見せたりなど美粧性の高いインテリア塗装や、繊細な仕事もあり、このような分野では女性塗装工の進出は必至。
これからの塗装工事業界は、女性のみなさんが伸び伸びと自分の能力を発揮していける職場でもあると思います。
なぜこの職業に就いたのですか?
私は、学校の行き帰りに工事中の建物でペンキの着いた服を着た人たちが数人で仕事をしているのを見て、「かっこいい」と思いました。
もともと絵を描くことが好きで、勉強は嫌いな方だったので自分もあの人達のように楽しく好きな仕事が出来ればいいなと考えて今の職業に就いたのです。
ただ、現実は少し厳しく何度か辞めてしまおうと思ったこともありましたが、自分がたずさわった仕事が将来も残っていき、そこでいろいろな人たちが仕事したり、生活していかれるのだと思うと、へこたれていられないと頑張っています。
この仕事を選んでよかった事はなんですか?
大勢の仲間たちと手分けしながら美しく仕上げていく気分は格別でチームワークも必要なのです。また、仕事の良し悪しがすぐに結果となって表れるのは魅力の一つです。
いわゆる職人の世界。「この道一筋で!」という気合の入った人が多い。
私も、“刷毛塗り3年 色合わせ10年”と言われるくらい一人前になるには時間がかかる職場ですが、きれいに塗れた時の気分は格別で、義理も人情も仕事にも熱いこの仕事が魅力です。