竹中工務店では2016年1月4日に年賀式が執り行われました
新年明けましておめでとうございます。
このように皆様と共に2016年の新春を迎えさせていただきましたことに深く感謝するとともに、日頃より竹和会活動にご指導・ご協力いただきまして、竹中工務店の皆様方には改めて厚く御礼申し上げます。
さて、日本経済は円安や原油安などの収益環境を背景に、公共・民間とも堅調な投資が続いており、2020年まで現状の投資水準が維持されるとの見方がなされています。反面、労働者の高齢化や新規入職者不足による労働力の減少が慢性化しており、その後の建設需要の不透明さとも相まって建設業界の不安要素の一つと懸念されております。
また社会基盤を支える建設業の役割がますます大きくなっている中、安全・安心の確保は社会的に極めて関心の高い問題だけに専門工事業者の我々は、誠実で確実な施工で品質を確保し社会の信頼に応えていく責任があります。
私たち竹和会員は、本年も更に中長期的視野に立ち、真の竹中工務店のパートナーとして果敢に挑戦していかねばなりません。
さて昨年一年の大阪竹和会活動を振り返りますと、若い世代に“ものづくり”の面白さや楽しさを実感してもらおうと6月と11月に開催した「建築体験フェア&展示会」では、多くの学生たちに「建設業」に一歩踏み入れてもらう“きっかけの場”を提供できたと思っております。ご尽力いただいた竹和会会員、関係者の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
また、年末の「成果発表会」も、各内勤部門をはじめ、大阪・京都・神戸・四国各地区代表の作業所長など、多くの皆さまのお力をお借りしながら定着化させることが出来ました。本年も引き続き、竹和会・竹中工務店内外勤と三位一体となって身近な課題解決から地道に挑戦して参ります。
一方、我々専門工事業者は社会保険未加入対策目標年まで1年と迫る中、加入促進に向けた対応、技能労働者の処遇改善、女性技能者の就業環境の整備等、竹中工務店と連携を密にしながら取り組む課題が多くあります。このような状況の中、課題解決に向け、『安全』・『品質力』・『生産力・人材』・『生産性』・『CSR・コンプライアンス』・『環境』・『基盤の強化』の7つの分野について、竹和会運営基本方針に則り、本年の大阪竹和会基本方針を定めました。
『安全』につきましては、特に、墜落・転落防止策を最重点に、安全帯使用の徹底を図ります。
また災害発生要因の80%以上を占める不安全行動・ヒューマンエラー防止の為の、安全体感研修の実施並びに日々の指差呼称を習慣化し、災害の未然防止に努め「災害を発生しない・させない作業所風土」を目指します。
『品質力の向上・確保』については、会員各社の自主検査を徹底し、施工要領に基づく確実な施工を行います。期中における改善活動(QCサークル)を継続展開するとともに、改善提案活動の底上げを図り、更なる施工品質の向上に努めます。
『生産力の確保・人材の育成』については、昨年に引き続き、高校生のインターンシップの受け入れも更に職種を拡大し継続実施し、若年層の確保・育成の活動を展開して参ります。また所長との意見交換を行う場を設け、竹和会と作業所の「一体感を高める」活動を継続展開し、生産力の確保・次世代を担う人材を育成していきます。
『生産性の向上』については、竹中工務店と協業し、生産性向上につながる製品や工法の提案を行い、一人当たりの施工高向上へ取り組んでいきます。
更に 『CSR・コンプライアンスの徹底』、『環境配慮活動の強化』、『基盤の強化』につきましても、企業の社会的責任を果たすべく推進していきます。
以上、これらの方針をかかげ、我々竹和会会員が協力会社の先頭に立ち、建築NO.1の一員として全力を投じて邁進して参ります。
終わりに、皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
2016年1月4日
大阪竹和会 会長 一貫坂 彰
竹中工務店・大阪竹和会会員が一堂に会し、厳かに執り行われました。