建設業界挙げての生産性向上と新規入職者の拡大が緊急の課題となっている中、生産性向上に寄与する建設機械の展示とともに、実際に建築を体験することで多くの若者に建設業に興味をもってもらいたいとの想いで、西日本機材センター・大阪製和会と大阪竹和会・安全衛生協力会の共催で「建設機械展示会&建築体験フェア」が、11月4日(水)~11月6日(金)の3日間、竹中工務店西日本機材センターにて盛大に開催されました。
約5,100㎡(屋外ヤード4,486㎡、屋内ヤード617㎡)の展示会場では、39ブースが出展(建設機械展示会 27ブース、建築体験フェア 12ブース)。
初日のオープンから、大阪・兵庫をはじめとする高校生、専門学校生や教師の方々、機械・電気研修の竹中工務店の若手社員や業界関係者など大勢の来場者で、総来場者数が1,600名を超えるなど、最終日まで賑わいを見せました。
4日には「日本建築における職人の技」、5日には「あべのハルカスと建築」と題しての特別講演開催。また外国人技能実習生の説明会なども開催され、各会場とも大勢の方が熱心に聴講されていました。
また、6日には「女性技能者の活躍の場を拡げる」と題して、座談会を開催。
建設現場の第一線で活躍している女性技術者、技能者をパネラーとして、ものづくりの楽しさや、現在抱えている問題点を語り合い、就業環境改善に繋げていきたい!!
今後、この業界で女性の活躍の場はひらけるのか? 本音で語り合っていただきました。
◆建設機械展示コーナー
27の出展ブースでは、進化し続けている各社“いち押し”製品の紹介など、各ブースとも大盛況! 普段はあまり目にすることのない建設機械や実演に歓声が上がっていました。双腕切断機アスタコの展示、定置式クレーンの音声操作実演、パワースーツの体験コーナーなども。
◆建築体験コーナー
歴史ある大阪竹和会に引き継がれてきた伝統と現在の高い施工技術や活動を、12のブースで紹介。今回は、進化する設備工事や製品の体験、体感。安全体験のコーナーも登場!
閉じ込められても自動的に救出できる最新のEVシステムの体験や地震の揺れを体感しながら免震装置の効果を実体感!など、体感型ブースを充実。
◆大阪竹和会ミュージアム(大阪竹和会共同出展ブース)
「伝統と革新」のテーマのもと、古い工具の展示、印袢纏や半被の展示、大阪竹和会の沿革などをパネル展示。シニアマイスターの皆さんのエピソード紹介など。また「あべのハルカス」、「通天閣の改修」などのDVDを上映。
材料を見て、触って、各種工法を体験、体感してもらいました。
〈セメント・生コン〉 〈外構造園〉
〈大工〉 〈安協安全体験〉
〈鉄骨〉 〈鉄筋〉
〈左官〉 〈掘削解体〉
仮設トイレも進化してますよ!
環境配慮や安全性、施工効率の向上が求められる中、建設機械も、建築技術も日々進化しています。
今回の催しが、参加くださった多くの皆さんにとって有益で良い経験になりますように。
若い皆さんにとってこの体験が、これから決める進路の役に立ちますように!